新着情報

先進的な環境技術を取り入れた店舗計画
      京信「スマート・ブランチ・プロジェクト」について

京都信用金庫
株式会社 GSユアサ
生田産機工業 株式会社

  京都信用金庫(理事長 増田 寿幸、本店:京都市下京区)、株式会社 GSユアサ(社長 依田 誠、本社:京都市南区 以下GSユアサ)、生田産機工業 株式会社(社長 生田 泰宏 本社:京都市伏見区 以下生田産機工業)の3社は、京都信用金庫枚方支店の建て替えにあたり、先進的な環境技術を取り入れた店舗計画「スマート・ブランチ・プロジェクト」を進めてまいりました。
  そして、平成22年10月18日(月)に 「スマート・ブランチ・プロジェクト」の実践店舗として新 京都信用金庫枚方支店が開店することとなりました。
  新たにオープンする枚方支店では、GSユアサの「太陽光発電システム」と「電気自動車用急速充電器」、京都府の「京都中小企業技術大賞」受賞企業である生田産機工業の「風力発電システム」を導入しているほか、電気自動車(三菱自動車工業叶サ「i−MiEV」)や建物内の環境配慮設備にも地元企業の製品を導入しています。
  これらの設備導入により、京都信用金庫枚方支店におけるCO2排出量の大幅削減を実現することが可能となる見込みです。


1.「スマート・ブランチ・プロジェクト」の概要

  自然エネルギーの利用を中心とした先進的環境技術の導入により、金融機関店舗におけるCO2排出量の大幅削減を実現するプロジェクト。

実施店舗名:京都信用金庫 枚方支店
開 店 日:平成22年10月18日(月)
2.「スマート・ブランチ・プロジェクト」立ち上げまでの経緯

  京都信用金庫が平成21年8月からGSユアサの電動バイクを活用した社会実験に参加したことと、同時期に生田産機工業が風力発電機を試作しているという情報を得たことで、「地元企業の革新的な環境技術を活用した店舗計画を実践し、地元の皆様にもその技術を知っていただきたい」との考えから、京都信用金庫から各社に対しプロジェクトの立ち上げを提案した。
  その結果、京都信用金庫、GSユアサおよび生田産機工業の3社で、今回建て替え予定のあった京都信用金庫枚方支店でのプロジェクトを実践することとなった。

3.「スマート・ブランチ・プロジェクト」の特長
(1) 太陽光発電システムの構築
    GSユアサによるシステム構築。太陽光発電システムの導入については、一般社団法人新エネルギー導入促進協議会の「平成21年度地域新エネルギー等導入促進事業」に採択された。
  @ 太陽電池モジュール:京セラ製。枚方支店の屋上に171枚設置。約35kW相当の出力を持ち、年間推定発電量は約41MWh。
  A パワーコンディショナー:GSユアサ製。10kWタイプ3台と4.5kWタイプ1台を設置。発電された直流電力をパワーコンディショナーで交流電力に変換し、建物内の設備や電気自動車用急速充電器などに使用。
  B 蓄電池:GSユアサ製。「SLC70−4V」を32個設置。災害や停電時に太陽電池で発電した電力を蓄電池にためて使用することが可能。
  C 太陽光発電計測・表示システム:太陽光発電システムからの数値情報(日射強度や気温、発電電力など)をパワーコンディショナーや各種センサーから取得し、計測・表示。

(2) 電気自動車(EV)用急速充電器「EVC−50KA」の導入
    GSユアサ製の50kW出力タイプで、枚方支店に今回設置されるEV用急速充電器がGSユアサとしての第1号機となる。
今回導入したEV用急速充電器は、30分間の充電で約120km走行分を充電できる(三菱自動車工業梶ui−MiEV」換算)。三菱自動車工業梶A富士重工業鰍フ電気自動車ならびに、今後発売予定の電気自動車にも対応可能。大型液晶カラーパネルと音声ガイダンスにより高い充電操作性を実現。地域の皆様にもご利用いただける。

(3) 風力発電システムの導入
    生田産機工業製。垂直軸のブレード(回転翼)がどの方向からの風にも対応し、風切り音を発生させずに回転。自社開発した充電コントローラーの働きで、風速2〜3m/秒の弱風域における、微弱な発電電力をも蓄電池にためることができる。定格出力は9m/秒時600W、最大風速12m/秒時は1500W出力。
最大風速12m/秒時は1500W出力。
風の力で発電した電気は屋外のLEDサインに供給している。
回転するブレードは京都信用金庫のイメージカラーで塗装し、加えてロゴを配置。動く看板としての役割も果たしている。

(4) 電気自動車(三菱自動車工業叶サ「i−MiEV」)の導入

(5) その他の環境配慮型機器の導入
  @ CCFL蛍光灯(冷陰極管ランプ):日本ガラストロニクス叶サ。LEDと同等に長寿命で、蛍光灯と比べて排熱が少ない。CO2排出量を約30%削減。
  A 太陽光照明(スカイライトチューブ):活苳V商製。屋根の上に設置したドームが太陽光を集光・採光し、特殊チューブで室内に自然光を届ける。

4.「スマート・ブランチ・プロジェクト」の効果

  太陽光発電システムや風力発電システムといった自然エネルギーで作り出される電力により、枚方支店の総電力使用量の約25%をまかなうことができる。また、CO2排出量を旧店舗と比較して約37%削減することが可能。


以  上


枚方支店全景
〔この件に関する担当部門〕
 京都信用金庫 広報部 рO75−252−8910
 株式会社 GSユアサ 広報室 рO75−312−1214
 生田産機工業 株式会社 環境&ものづくりソリューションセンター рO75−611−4347