プロジェクトストーリー

未来を見据え、企業の再生を支援
現在の財務状況から将来性を探る

入社4年目の頃、京都では誰もが知る老舗旅館を担当させていただくことになりました。社長から財務状況を教えていただくと、「毎月利益は上げているものの、設備のメンテナンス・維持費用がかさみ、金融機関への返済が厳しい」とのことでしたが、お話される様子を見る限り、そこまで危機感を抱いていないようでした。私は、「このままでは旅館の負担がどんどん膨らみ、破たんしてしまう可能性もある」と考え、抜本的な改革を提案することを決意しました。

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最初の提案は業者の見直し

当時、京都信用金庫はその旅館と取引歴が浅く、メインバンク、サブバンクに次ぐ3番手の金融機関でした。また、私が27歳の若手だったこともあり、社長と女将に事業を見直す必要性を伝えるとお二人とも機嫌を悪くされました。けれど、旅館の未来を守りたいと考えた私は、事業再生の経験豊富な上司にアドバイスをもらいながら、具体的な改善案を継続して提案し続けました。その結果「既存のクリーニング業者さん以外からも見積もりを取ってみてはどうでしょう?」という提案を受け入れていただき、年間数百万円もの出費を抑えられることになったのです。

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徹底したコストカットで、年間利益が6倍に

その提案をきっかけに社長と女将から信頼を獲得し、「このままではダメなのはわかっていたけれど、なかなか改革に踏み切れないでいた」と心の内を教えてくださいました。そして、メインバンク・サブバンクとの取引をストップし、私たちと一緒に再生計画を考えてくださることになりました。そこからは設備のメンテナンス計画の見直しに始まり、部屋の稼働率アップ、スタッフの配置・スケジュール調整、料理メニューの一新など、旅館としてのサービスの質を保てる範囲で出費を徹底的に削りました。その結果、年間利益が1千万円から年間6千万円になったのです。

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すべてはお客様の未来のために

この老舗旅館は、歴史も知名度も人気もあり、借入先も多くありました。そこに当時の私が踏み込むには、勇気もいりました。しかし、5年後、10年後のことを考えると、事業を見直す必要があるのは明白でした。これからもお客様の未来を守ることを第一に考え、よりよい支援を追求していきたいです。

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