環境への取組
地域の皆様との環境活動 > 環境保全活動 > 平成24年 棚田保全活動

平成24年 棚田保全活動

< 平成24年4月 >

 京都信用金庫は、古くから受け継がれてきた棚田の風景と文化、自然を、未来の日本に残したいという思いから、平成23年4月より当金庫の営業地区である滋賀県で「棚田保全活動」に取り組んでいます。 この活動は近畿農政局、近畿経済産業局、近畿運輸局の農商工等連携事業計画に認定されている「びわ湖と循環型農業体験学習を組み込んだエコ・ツーリズムの推進」事業に参加する形で実施しているものです。
 2年目となる今年は、参加人数、耕作面積を昨年の約4倍に拡大し、活動にご賛同いただいているお客様とともに力を合わせて、美しい棚田の風景と琵琶湖の環境保全に努めてまいります。

平成24年 棚田保全活動

平成24年第1回 棚田保全活動

< 平成24年4月15日(日) >

「代かき」・「田ならし」

 水をはった田で「代かき」と「田ならし」を行い、土を柔らかく平らにしました。 この作業は田植えに繋がる大切なもので、田の水漏れを防ぎ、肥料をよく混ぜるなどの効果があります。 当日は気候もよく少し汗ばむ陽気のなか、鍬やシャベルなどを使い、一枚一枚の田を丁寧にならしました。 イモリやサワガニなど、水辺の生き物とも出会うことができました。

代かき・田ならし作業完了

ご参加いただいたお客様からは

  • 「機械を使わず手で行う作業は思っていたよりも大変だったが、良い体験ができたと思います。」
  • 「日常ではできない体験を、子どもにさせることができて良かった。活動を通じて食べ物や環境の大切さを学んでほしいと思っています。」

といったご感想をいただきました。

代かき・田ならし作業完了

 

< 平成24年4月28日(土) >

「代かき」・「田ならし」 2回目

 代かきと田ならしが不十分で田に凹凸があると、田植えをしても稲がしっかりと育たないことがあります。稲の発育には代かき・田ならしがとても重要です。 昨年の経験から、前回の作業だけでは不十分と感じたので、当金庫の職員とその家族で2回目の代かき・田ならしを行いました。

代かき・田ならし 2回目

 前回同様、鍬やシャベルなどを使って土を混ぜた後、大きな角材をロープで引っ張ることで田をならしました。2回目ということもあり作業はスムーズに進みました。

代かき・田ならし 2回目

平成24年第2回 棚田保全活動

< 平成24年5月13日(日) >

田植え

 お客様、職員合わせて約90名で田植えを行いました。

田植え

 この保全活動では、機械を使わずに手作業で田植えを行うため、昨年は苗をまっすぐに植えることができませんでした。 その反省から、今年は田に目印を付けた紐を張り、15センチ間隔で苗を並べることを意識して、慎重に植えました。

田植え

 田植え作業は想像以上に難しいものでしたが、一列に並んだ苗を見ると達成感でいっぱいになりました。 田植えをしてからお米が採れるまで約120日かかりますが、今から秋の収穫が楽しみです。

平成24年第3回 棚田保全活動

< 平成24年7月22日(日) >

「草抜き」・「柵作り」

 前回の活動が雨で中止となったため、約2ヶ月ぶりの活動です。
 今回は、「草抜き班」と「柵作り班」に分かれて活動を行いました。お客様と女性職員が中心の「草抜き班」は田の中に入り雑草を抜きます。草の根が硬くしっかりとしていたため、力いっぱいに引っ張ってもきれいに抜き取ることが難しかったのですが、9月の収穫が実り多いものになるよう、できるだけたくさんの草を抜いておこうと頑張りました。

草抜き

 男性職員が中心となった「柵作り班」は、イノシシの侵入を防ぐために田の周りを囲む柵を作りました。2メートル幅のネットを、イノシシが飛び越えられないように1メートルの高さで固定し、残りを柵の内側の地面に這わせて固定することで、地中からの侵入も防げるようにしました。
 前日は雨が降っていたため天候が心配でしたが、当日は良く晴れて久しぶりの活動を気持ちよく行うことができました。

柵作り

平成24年第4回 棚田保全活動

< 平成24年8月26日(日) >

「草抜き」

 前回に引き続き、「草抜き」です。
 今回はお客様、職員合わせて74名が参加し、田の中の草抜きと周囲の草刈りを行いました。
 当日は天気も良く日差しも強かったので、熱中症対策として作業時間を午前8時30分から午前10時までと短くしました。
 7月に続く2回目の草抜きということで作業に慣れてきたこともあり、短時間でも集中して作業を行うことができました。

草抜き

 8月に降った大雨の影響が心配でしたが、稲は前回よりも大きく育ち、稲穂が張っている様子も見られ、次回の稲刈りへの期待が膨らみました。

草抜きと稲穂

平成24年第5回 棚田保全活動

< 平成24年10月7日(日) >

「稲刈り」

 5月に植えた稲も立派に育ち、棚田は黄金色に染まりました。稲穂の成育具合や台風の影響で予定より遅れましたが、当日は秋晴れの青空の下で稲刈りを行いました。

稲刈り

 今回はお客様、職員合わせて約50名が参加し、活動を行いました。
 手作業で行う稲刈りでは、稲穂の根元を刈り取り藁で束ねます。稲刈りはほとんどのメンバーが初体験の作業でしたが、地元農家の方の親切な指導のもとで作業を行うことができました。
 束ねた稲穂は、竹で作った稲木に掛け、十分に乾燥させます。今ではコンバイン等の機械が導入されていますが、以前は家族や親戚が総出になっての作業だったそうです。

稲刈り

 5ヶ月間の活動を思いながら稲掛けされた稲穂を眺めると、清々しい達成感でいっぱいになりました。

稲刈り

平成24年第6回 棚田保全活動

< 平成24年10月21日(日) >

「収穫祭」

 4月の田ならしから10月の稲刈りまで、半年にわたって取り組んできた「守ろう・残そう・棚田で絆プロジェクト」もいよいよ最終回となりました。
 今回は、爽やかな秋晴れのもと、お客様と職員あわせて約60名が棚田の恵みに感謝する「収穫祭」を行いました。

収穫祭

 当日は、棚田で採れたもち米で餅つき大会を行いました。
 お客様とともに自分たちで育てたお米で作ったお餅は格別で、何よりのごちそうでした。
 この活動を通じて、自然の厳しさと恵みを実感するとともに、この美しい棚田の風景と文化をいつまでも残していきたいと思いました。

収穫祭
  • 地域の皆様との環境活動
  • 環境配慮型金融商品のお取扱
 
  • SR(社会的責任)・環境宣言
  • KES・環境マネジメントシステム・スタンダード
  • 店舗の新築・改修における環境基準
  • フォレスト・サポーターズ
  • 21世紀金融行動原則
 
 

商号等:京都信用金庫   登録金融機関:近畿財務局長(登金)第52号   加入協会:日本証券業協会
Copyright (C) THE KYOTO SHINKIN BANK, All Rights Reserved.