京都府立桂高校の若草山での「ノシバ」種子採取活動への参加
6月25日(土)、若草山での「ノシバ」種子採取活動に当金庫の職員17名が参加しました。
桂高校では、学科・学年の枠を越えた革新的・実践的・継続的な育成プログラム「TAFF」(Training in Agriculture for Future Farmers)を構築し、研究に取り組んでいます。 そのなかに、片山一平先生が担当されている「地球を守る新技術開発」研究班の取り組む「ノシバ」を使った屋上緑化システムの研究があります。
◆ ノシバを守るノシバは日本の固有種であり、日本各地に自生している芝で、近畿では若草山に自生しています。 同校では生物多様性保全の面からも固有種としてのノシバを守るために、若草山で自生種の種子を採取し、高校内で繁殖させています。
◆ ノシバを屋上緑化に利用するノシバは本来、岩場や海岸沿い、寒い地域などに自生し、様々な環境に対応できる品種です。 同校では、土壌がほとんどなく、水環境が厳しい自生地を研究することで、耐震荷重制限をクリアするための軽量の屋上緑化システムを開発しました。
当金庫は、片山先生をはじめ生徒さんたち「地球を守る新技術開発」研究班のこのような研究活動に共感し、若草山での「ノシバ」種子採取活動に参加することとしました。 今後も桂高校の「ノシバ」の研究をさまざまな角度からサポートしていきます。
雨が続き、先週までは思うように採種出来なかったそうで、「今週はなんとしても行いたい!」という
先生の強い思いのなか、私たちも何度も天気予報をチェックしていましたが、残念ながら雨予報。しかし、みんなの思いが通じたのか当日は晴天となりました!
片山先生から採種方法の説明をうけて、いざ採種へ!
生徒さんから直接採種方法を教わる職員。
急な斜面、直射日光が照りつける中の採種は想像以上に過酷なものでしたが、時折吹く風にほんの少し癒されながら…。
みんなのがんばりでたくさんの種子を採取することができました。 この研究には、毎年大量のノシバの種子が必要で、今年の目標は2kg。今日1日の収穫量は約600グラムでした。
参加職員の半数は桂支店の職員で、地域の絆を深めるべく参加しました。当金庫の取り組みが、少しでも桂高校の研究のお役に立てればなによりです。